1株のピパーチから年間わずか収穫量が150g~200gです。
乾燥粉末にすると、おおよそ2瓶分(20g×2)です。
赤みを帯びた上質なピパーチ!
ピパーチの栽培適地である石垣島では、3月には新芽が動き出し、枝先に小さな緑の花蕾を次々につけていきます。
純白で小さな3弁花から放つ、特有のエキゾチックな香りは、島の夏の風物詩でもあります。
香りとともに暑い夏がきて、6月頃からは橙色に熟し始めます。
この状態で収穫しています。
加熱後に、天日干し、焙煎、粉末となります。
ピパーチは熟果を収穫し、粉に挽くと、やや赤みを帯びた茶褐色になります。
鮮度が高いほど香りと辛味は強く、辛味は箸先を湿らせて粉をつけた程度の量を、直接、舌にのせると、体の末端まで、一瞬しびれたような感じに、私はなります。
葉は天ぷらなどに、実は薬用酒に。
八重山諸島の一部では、実を粉末にして、そばに振りかける香辛料としての利用はありましたが、ほとんどが薬として用いることが多く、食用にしたのは葉のほうで、定番には、こうじゅしぃ(炊き込みご飯)や天ぷらなどです。
与那国島でも、実は食用ではなく薬として、とくに女性の冷えからくる片頭痛や腰の痛み、ひざの痛みなどは血流が悪いからだといい、常備してある※「チバティザギ」を盃にちょこっと、飲んでいました。
チィバティザギの臭いが嫌で、私は絶対飲みませんでしたが、祖母は、何かにつけチィバティザギを飲んでいました。
嫁ぎ先でも同じように、義母もチィバティザギをつくり、体の不調時には飲んでいました。
島の人ならみんな薬として常備していたはずです。
※チィバティザギとは、与那国島でピパーチのことを「チィバティ」と呼び、ザキ=酒。
その実を泡盛に1年ほど漬け、アルコールに辛味成分がよく溶け込んだ辛味のある酒。
オーガニックピパーチの利用法
〇ピパーチ・メディカルティー
ピパーチは冷えた体を芯から温めるのに優れており、ピパーチとフレッシュシナモンリーフ、あれば、月桃の実を少々入れて煮込んだティーは、冷えからくる体の不調をよくしてくれます。
加熱することで辛み成分(ピぺリン)は強度を増します。
180㏄カップ×3の量に対し、小さじ1/2を目安にお試しください。
材料が入手できない場合には、代用にカルダモンか、すりおろしショウガを少し足してもよく、またフレッシュシナモンリーフは市販のシナモンでもよいです。
煮出したティーをカップにそそぐ際は、細かい濾し器で、濾してからお入れください。
細かいピパーチが、喉に絡んで咳き込む場合もございますのでご注意ください。
辛いのが苦手な方はミルクを加えてお飲みください。
〇ピパーチエッセンス
ピパーチの辛み成分はアルコール抽出がよく、酒100㏄に大匙2杯程度を入れ、栓をして3週間浸出し、時々軽く動かしてください。
簡単なピパーチエッセンス(チィバティザギ)です。
濾さずにそのままお使いいただけます。
煮込み料理の仕上げにお使いください。
脂っこい牛汁やそば、ラーメンなどに向きます。
ピパーチはできるだけ加熱して用いるか、熱々の汁物に、お味噌汁などに、ご利用ください。
南国・石垣島の至極のスパイスをぜひご賞味ください。
石垣島胡椒園のピパーチは、2013年に有機農産物として認定を受け、2017年には有機加工食品のJASを取得しています。
有機加工食品JAS認証番号 IOTA―KS―12
有機JASとは国の登録を受けた機関(登録認証機関)から、施設、生産管理、品質管理、検査などの体制が十分であると認証されたものです。
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商品名 | 石垣島産 オーガニックピパーチ |
名称 | 有機香辛料 |
原材料名 | 有機ピパーチ(ヒハツモドキ) |
生産地 | 石垣島産100% |
内容量 | 20g(粉末) |
保存方法 | 高温多湿、直射日光を避けて保存してください。 |
賞味期限 | 別途商品ラベルに記載 |
製造者 | 沖縄県石垣市字平得1021番地 農業生産法人(株)石垣島胡椒園 |
ピぺリン成分 | 3.3g/100g (第17046931001-0101号) |
注意 | ピパーチは光や熱にさらすと辛み成分が弱くなりますので、お買い上げ後は冷蔵庫で保管をおすすめします。 一般生菌、大腸菌検査は行われています。 |
JAS | 有機加工食品JAS 認証番号 IOTA―KS―12 |
営業報告書 | 八保第2007027号 業種 食料品製造業 |
保険 | 生産物賠償責任保険(PL保険) 証券番号:6150150348 |